環境に優しいローカルフード研究所は、2022年12月に北海道大学大学院農学研究院に所属する、内田義崇によってスタートしました。
近年、「食料」に関する課題が話題に上ることがとても多くなってきています。肥料や農薬の使い過ぎ、ゼロカーボン、肉食、自給率、後継ぎ、など、キーワードは様々です。
これら課題を解決するための活動は国内外に沢山ありますが、現状では様々な立場の人がいろいろ異なる意見を持っています。その結果、消費者や生産者の間にも混乱が生まれ、上述した課題の解決が遠のいている場合もあります。
また、小規模生産者や消費者一個人としても、これら課題を解決したいと考えている人は沢山いるでしょう。しかし、課題があまりにも多様で世界規模の問題と絡んでいるため理解しにくいと感じている人も多いでしょう。
私たちは、この課題を解決するためにはまず、世界規模課題の解決という大きなテーマを、地域、つまり「ローカル」まで落とし込むことが重要であると考えました。地域の人々の文化や考え方、そして歴史、またその場所の生態系、地質、気候などを理解した上で「何をどういう順序で」初めていけばいいのかを考えていくことが重要だと信じています。
そのため環境に優しいローカルフード研究所では、食料生産と環境に関わる多種多様な課題を、特に地域の人々と一緒に考え、解決に導くために伴走することを目指して活動します。
時にはこの「地域」を「企業」や「学校」、「個人」などに置き換え、それぞれの食料生産・消費への関わり方や考え方をアシストする活動も行っていきます。
私たちのミッションは100億人時代にすべての人が豊かな食文明を持ち続けるために活動することです。特に、拠点である日本の食料庫「北海道」を中心として、プロジェクトを立ち上げ、情報を発信していきたいと考えています。